会員の皆さまへ。お知らせとお願いです。
「つくば市中小企業活性化推進基本条例(案)」成立に対する署名のお願い
時下、益々ご清祥のことと存じます。会員各位には、日頃より当会の活動にご支援ご協力をいただきまして誠にありがとうございます。
さて、今般つくば市議会に「つくば市中小企業活性化推進基本条例(案)」(別紙参照されたし)を議会提案することを聞き、意見交換をする機会を得ました。当会としても地場産業育成のためには、当条例が議会決定されることは誠に喜ばしいことであります。つきましては、会員の皆様にご賛同を頂けるよう、皆様にご署名活動のお願いのご案内を申し上げます。会員各位にはお願いばかりで誠に恐縮でございますが、今後の地元の産業活性化に大きな影響を与える案件であります。是非、多くの署名をよろしくお願いいたします。
以下、条例(案)をご照会します。ご参照ください。
◆「つくば市中小企業活性化推進基本条例」(案)
1. (目的) 第1条 この条例は、市の中小企業者の育成振興を促進するもので、受注機会を増大することによる地域産業の活性化に関し基本理念を定めるとともに、市の責務等を明らかにすることにより、中小企業者が供給する物品及び役務並びに行う工事に対する需要を増進する施策を推進し、中小企業者の経営の安定及び向上を図り、地域産業の活性化を推進し、市民生活の向上を寄与することを目的とする。
2. (基本理念)第2条 中小企業者の育成新興のため、市、関係団体及び市民等がそれぞれの立場から中小企業者の受注機会の増大に努め、中小企業者が供給する製品等に対する需要の増進を図ることを旨として、行わなければならない。この条例による中小企業者の受注機会の増大は、公正かつ自由な競争を阻害し、又は制限するものであってはならない。
3. (市の責務) 第3条 市は、前条に定める基本理念にのっとり、中小企業者の育成振興の促進に当たり、中小企業者の受注機会の増大による地域産業の活性化に関する総合的な施策を実施する責務を有する。
今回の趣旨
平成24年9月よりつくば市は「条件付き一般競争入札」が施行されております。地元の中小零細企業においても今後、経営の革新、技術力の向上に益々努めていかなければならない経済環境になりました。しかし一方で、つくば市の入札執行状況を冷静に分析しても、不調入札の増加による事業の遅れや不良工事発覚などの問題も顕在化しているのも事実です。また東日本大震災の復興と再生による公共事業拡大などの余波により、資材価格の上昇や人件費などの上昇など、建設業界の取り巻く環境変化とつくば市の入札執行の対応(設計価格・変更や落札価格など)に大きな乖離が生じ、大きな問題も顕在化していると考えております。
また今回の様な条例はすでに全国の都道府県や市町村でもすでに多くの実例があるものであります。
(参照ください → https://www.tsukubasangyouikusei.jp/jyourei-tyuusyou.pdf )
当会としても地場産業育成のためには、今回の条例(案)がつくば市議会で可決されますことは、誠に喜ばしいことであります。現在のところ6月議会に向けて署名簿の提出を目標としています。
つきましては、会員の皆様にご賛同頂けるように、署名活動の取りまとめをお願いいたします。